SSブログ

「風立ちぬ」観てきました(少しネタばれ)

観てきた。
とても、よかったデス。

主人公の声にエヴァンゲリオンの監督を起用したとの事で、
どんなんだろう?と思って観に行ったけど、
逆に素人でよかったと感じた。
棒読みなんだけど、ジロウ氏の人柄やあの時代の世界観に
合っていたと自分は思う。
当時の事は何も知らないけど、今よりも人前で感情を露わにする事は
許されない時代だったんじゃないかな・・・と、都合のよい適当な事を言ってみる。
昔の小説の語り口調かな・・・とも。良いんじゃない?雰囲気でてて。

効果音については、今回は人の声を使ったそうだが、
それが異様な雰囲気を醸し出していた。
例えば震災のシーンでは、「ウーーーッ」って低く唸る声を何重にも重ねた
音がなるんだけど、これが気持ち悪くて。
何でこんな作りにしたんだろう?と考えてみた。
もしかしたら、これは実際の震災の音ではなく、震災の恐怖を
表現したかったのかな・・・と、また適当に思った。

好きなシーンは、 ナホコサン(以下、N)が病に侵され寝ていたところに、
ジロウ氏(以下、J)が帰ってきてあれやこれやなシーン。
JはNが寝ているすぐ横で、まだ仕事をしようとする。
Nは文句を云わず、もう少し近くに、そしてずっと
手を握ってて欲しいと頼む。
Jは「うん」って素朴に答えてその通りにするんだけど、
タバコを吸いたくなったので、手を離していいか聞くが、
Nは「だめ」っていう。仕方ないので、Jは片手で煙草に火を付けて吸い始める。

ここ、良いんだよね。とても。
実はN、治療の為に一時高原病院に行っていたのだけど、
Jに会いに来てる。
Jも、それを拒まなかった。そして、二人の生活が始まる。
後に、お互い一日一日を大事にしているっていう言葉を云うシーンがある。
自分的には、これは二人はもう治療する事はやめて、
夫婦としてお互い普通に生活したいというふうに解釈した。
だから、病気のNが横で寝ているのに
煙草を吸えるんだと思う(気を遣っていないようで、遣ってるような)。
また、夫だから仕事をしなければいけない。稼がなきゃいけないからね。
だから、遅くまで仕事をしてるし、たまに家を留守にする。
妻は、優しく微笑んでいる。

と、またまた適当な事を書いてしまった。

いろんな解釈があるけど、自分はとても奥の深い傑作だと思う。
良いんじゃないでしょうか。観に行っても。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。